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  4. 解決方法を自ら選択し、観察や実験に夢中になる子を育てよう。~個別最適な学びの第一歩~ 第4学年「人の体のつくりと運動」【理科専科.com】

解決方法を自ら選択し、観察や実験に夢中になる子を育てよう。~個別最適な学びの第一歩~ 第4学年「人の体のつくりと運動」【理科専科.com】

1.はじめに

 第4学年「人の体のつくりと運動」の学習では、骨と筋肉、その働きについて学びます。人や他の動物について追究する活動もあります。この単元の課題は、実際に目で観察することが難しく、インターネットで調べたり、映像で観たりして、実感を伴った理解を得ることが難しいという点です。そこで、本単元では、様々な方法を自ら選択し、納得いくまで観察や実験を行い、実感を伴った理解を得ることができる実践を提案いたします。

2.単元計画 「人の体のつくりと運動」(全5時間)

3.観察方法を自ら選択する

 教師は児童に「自分の予想・仮説が正しいことを確かめるためには、どの方法を選んで観察すると確かめられますか。」と問い、児童に方法を考えさせました。それを受けて、教師がいくつかの解決方法を準備し、その中から児童が選択して観察・実験できるようにしました。以下、授業の流れと具体的な教材です。

3.個別最適な学習の第一歩

 一人一人の興味や関心に応じて、学習環境を提供する「個別最適な学び(学習の個性化)」の第一歩は、自分の予想や仮説をもち、それを解決するためにはどの方法が良いかを自ら選択できることが最初に段階だと考えています。4年生春の発達段階では、どんな器具を選択すればよいか分からない児童が多い。そのため、一人一人の仮説を確かめながら、実験の目的を整理し、いくつかの方法を提示しました。

 今回は、鳥の手羽先やウサギといった本物の生き物を教材として扱い、実感を伴った理解ができるようにしました。子供たちの目が輝き、実験に夢中になり、最後まで自分の課題を探究する児童の姿が見られました。今後も児童が問題から結論までを自分のペースや自分の力で学習をすすめ、資質能力を高めることができるように尽力していきます。

 

 最後に余談ですが、このうさぎの名前は、「USAちゃん」で、4年生みんなのアイドルです。事前に保護者に対して「動物アレルギー調査」を行い、アレルギー対応が必要な児童については、手袋やマスクを着用させ、実施後は全員に手を洗うように指導しました。また、「季節と生き物」の単元でも、年間を通して動物の様子の一事例として継続観察しています。

  • コメント ( 2 )

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  1. 福澤 正人

    動物園・水族館のスタッフが考えたもっと授業が楽しくなる教材集HPのリンク先を教えてください。グーグル検索しましたが、該当するHPには行かれませんでした。(別のHPが2つほどヒットしましたが)よろしくお願いいたします。

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