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ヘチマたわしプロジェクト ~4年「あたたかくなると」「暑くなると」「すずしくなると」 「寒くなると」「生き物の1年を振り返って」~【理科専科.com】

 4年生は、ヘチマを種子から発芽させ実になり種子ができるまで育てます。長期にわたって観察を継続します。最後に「枯れた実から種子が何個できるのだろうか」と数を数える活動はするかもしれませんが、そこまででヘチマの観察は終了ではないでしょうか。せっかく約9カ月間も観察を続けてきたヘチマです。ヘチマを使って何かできないか。何か活用できないかと考え、ヘチマたわしを作ることにしました。また、この活動はSDGs15番目の目標「陸の豊かさも守ろう」にも貢献できる活動です。 まず、1年間の見通しをもつために計画(教師側)を立てます。

4月 ヘチマの種子の観察「あたたかくなると」
   種まき(黒ポットに植える。)
5月 子葉が出る。「あたたかくなると」
   葉が4~6枚になったら教材園に植えかえる。
   茎が伸びてつるが出てくる。
6月 温度と茎の長さに注目する。「暑くなると」
7月 ヘチマの花の観察「暑くなると」
8月 追肥・水かけ
9月 ヘチマの実の観察「暑くなると」
10月・11月 枯れた実の観察、種子の数を調べる。「すずしくなると」
12月・1月 ヘチマたわし作り「寒くなると」「生き物の1年を振り返って」

 種子から約1年間育て観察してきた植物なので子ども達には愛着があります。自分の育てた苗には名前を付けるなどして観察している子どももいるくらいです。

【ヘチマたわし作り手順】
①完全に枯れた実を収穫する。
②カッターナイフで適当な大きさに切り分けます。ここは、安全面を考慮して教師が切ります。
③皮をむく。
④ビニール袋にヘチマたわし2個ずつ、種子を10粒ずつ入れる。

子ども達は、それぞれ自宅に持ち帰り、食器洗い等に活用します。

【保護者の感想】
子どもが持ち帰ってきたたわしで、食後に子どもと一緒に食器洗いをしました。手ざわりがよく、油汚れがよく落ちました。ヘチマの皮むきが、おもしろかったことや種の数を数えたことが楽しかったなどの授業中の話も聞くことができ、親子の楽しいひとときが過ごせました。

枯れたヘチマの実を収穫し、一つの実に種子が何個できているのか数えます。

実を5センチ幅に輪切りにして皮をむきます。子ども達は、夢中になって取り組みます。たわし2個と種を10粒ずつ、保護者へのメッセージをビニール袋に入れて完成です。

 

保護者へのメッセージです。収穫した種子は、来年度の4年生がまた引継ぎ、授業で活用します。これも持続可能な活動であると思います。

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