6-1-3-01 6年「燃焼の仕組み」物が燃える前と物が燃えた後とで、空気はどのように変わるのだろうか【問題を見いだす授業展開モデル】【理科専科.com】

6年「燃焼の仕組み」物が燃える前と物が燃えた後とで、空気はどのように変わるのだろうかを導くための導入場面のつくり方についてご紹介します。
物が燃える前と物が燃えた後とで、空気はどのように変わるのだろうか

前時で子どもたちは、酸素には物を燃やすはたらきがあり、窒素や二酸化炭素には物を燃やすはたらきが無いことを学んでいる。本時では、火が消えるまでろうそくを燃やした集気びんの中に、もう一度火のついたろうそくを入れて様子を観察した後の導入場面である。
問題を見いだすために問題から逆算して考える。まず、問題を見いだすために、集気びんの中の空気に着目させたい。そのため、子どもたちに集気びんの中の空気が変わり、酸素が少なくなったり二酸化炭素が増えたりしたのではないかということを考えさせ、子どもたちから引き出したい言葉が(④⑥)である。子どもたちのその言葉を引き出すために教師は(③⑤)のように発言し、火が消える時間が違ったことには何が関係しているか、集気びんの中の空気はどう変わったかを問うようにする。
次に、集気びんの中の空気に着目させるために、もう一度入れたろうそくの火はすぐに消えてしまうことに注目させたい。そのため、もう一度集気びんの中に入れた火は1回目の時よりも早く消えることに気づかせ、子どもたちから引き出したい言葉が(②)である。子どもたちのその言葉を引き出すために教師は(①)のように発言し、もう一度入れた火がどうなったか問うようにする。

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【全学習場面での導入事例を共有しようプロジェクト】ー 問題を見いだす授業がいかに難しいかということを再認識されてきています。3年生から6年生まで約130場面ある各授業場面での授業展開モデルご紹介し、授業づくりの参考にしていただければと思います。題して、問題を見いだす「授業展開モデル」大公開!「全学習場面での導入事例を共有しよう」プロジェクトです。ご紹介している授業展開モデルは、子どもたちに確認できていない展開が多く含まれます。やってみたけど実際にこうなったなど、お寄せいただければ、随時その情報を更新し、より使える授業展開モデル集として今後使えるようになるのではないかと考えています。また、授業展開は教材や先生の重点置き方で変わります。新しい授業展開があれば内容を確認し、執筆者の先生をご紹介した上で掲載いたします。ぜひ、みなさんの知恵を集めて今後の授業者のために蓄積していきませんか?
*わかりやすい代表的な導入23場面については「問題を見いだす理科授業」(東洋館出版社)に掲載されており、書籍と同じものはこちらに掲載できません。
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