3-8-2-01 3年「光と音の性質(音)」音が大きいときと小さいときとで、輪ゴムのふるえ方はちがうのだろうか【問題を見いだす授業展開モデル】【理科専科.com】

3年「光と音の性質(音)」音が大きいときと小さいときとで、輪ゴムのふるえ方はちがうのだろうかを導くための導入場面のつくり方についてご紹介します。
音が大きいときと小さいときとで、輪ゴムのふるえ方はちがうのだろうか

本時は、金属の箱に輪ゴムをまきつけた輪ゴムギターで様々な音を出して遊んだ後の導入場面である。この時ただ弾くだけでなく、色々な音を出すように声掛けする。
問題を見いだすために問題から逆算して考える。まず、問題を見いだすために、輪ゴムギターの音の大きさが違う理由として、輪ゴムのふるえ方が関係することに着目させたい。そのため、子どもたちに強く弾いた時に大きくふるえたことから、音の大きさが違うとき輪ゴムのふるえる大きさが違うということを考えさせ、子どもたちから引き出したい言葉が(⑥)である。子どもたちのその言葉を引き出すために教師は(⑤)のように発言し、なぜ強く弾くと大きい音が出るのか問うようにする。
次に、輪ゴムギターの音の大きさが違う理由として、輪ゴムのふるえ方が関係することに着目させるために、輪ゴムギターの弾き方の違いによる音の大きさの違いに注目させたい。そのため、やさしく弾くと小さい音、強く弾くと大きい音が出ることに気づかせ、子どもたちから引き出したい言葉が(③)である。子どもたちのその言葉を引き出すために教師は(②④)のように発言し、色々な音を出す時工夫することはあるか問い、弾き方で音の大きさが変わることを抑えるようにする。

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【全学習場面での導入事例を共有しようプロジェクト】ー 問題を見いだす授業がいかに難しいかということを再認識されてきています。3年生から6年生まで約130場面ある各授業場面での授業展開モデルご紹介し、授業づくりの参考にしていただければと思います。題して、問題を見いだす「授業展開モデル」大公開!「全学習場面での導入事例を共有しよう」プロジェクトです。ご紹介している授業展開モデルは、子どもたちに確認できていない展開が多く含まれます。やってみたけど実際にこうなったなど、お寄せいただければ、随時その情報を更新し、より使える授業展開モデル集として今後使えるようになるのではないかと考えています。また、授業展開は教材や先生の重点置き方で変わります。新しい授業展開があれば内容を確認し、執筆者の先生をご紹介した上で掲載いたします。ぜひ、みなさんの知恵を集めて今後の授業者のために蓄積していきませんか?
*わかりやすい代表的な導入23場面については「問題を見いだす理科授業」(東洋館出版社)に掲載されており、書籍と同じものはこちらに掲載できません。
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