6-8-1-01 6年「水溶液の性質」5種類の水溶液には、どのようなちがいがあるのだろうか【問題を見いだす授業展開モデル】【理科専科.com】

6年「水溶液の性質」5種類の水溶液には、どのようなちがいがあるのだろうかを導くための導入場面のつくり方についてご紹介します。
5種類の水溶液には、どのようなちがいがあるのだろうか

本時は、試験管に入った食塩水、石灰水、うすいアンモニア水、うすい塩酸、炭酸水を見比べた後の導入場面である。このとき、それぞれが何の水溶液かを提示する。
問題を見いだすために問題から逆算して考える。まず、問題を見いだすために、5種類の水溶液の違いに着目させたい。そのため、子どもたちに見た目以外でわかる違いを考えさせ、子どもたちから引き出したい言葉が(④)である。子どもたちのその言葉を引き出すために教師は(③)のように発言し、見た目以外に調べられる違いはあるかを問うようにする。
次に、5種類の水溶液の違いに着目させるために、5種類の水溶液の見た目に注目させたい。そのため、他の水溶液と比べて炭酸水からは泡が出ていることに気づかせ、子どもたちから引き出したい言葉が(②)である。子どもたちのその言葉を引き出すために教師は(①)のように発言し、5種類の水溶液を見比べて見た目に違いはあるか問うようにする。

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【全学習場面での導入事例を共有しようプロジェクト】ー 問題を見いだす授業がいかに難しいかということを再認識されてきています。3年生から6年生まで約130場面ある各授業場面での授業展開モデルご紹介し、授業づくりの参考にしていただければと思います。題して、問題を見いだす「授業展開モデル」大公開!「全学習場面での導入事例を共有しよう」プロジェクトです。ご紹介している授業展開モデルは、子どもたちに確認できていない展開が多く含まれます。やってみたけど実際にこうなったなど、お寄せいただければ、随時その情報を更新し、より使える授業展開モデル集として今後使えるようになるのではないかと考えています。また、授業展開は教材や先生の重点置き方で変わります。新しい授業展開があれば内容を確認し、執筆者の先生をご紹介した上で掲載いたします。ぜひ、みなさんの知恵を集めて今後の授業者のために蓄積していきませんか?
*わかりやすい代表的な導入23場面については「問題を見いだす理科授業」(東洋館出版社)に掲載されており、書籍と同じものはこちらに掲載できません。
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