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3-10-2-01 3年「電気の通り道」どんなものが電気を通すのだろうか【問題を見いだす授業展開モデル】【理科専科.com】

 3年「電気の通り道」どんなものが電気を通すのだろうかを導くための導入場面のつくり方についてご紹介します。

どんなものが電気を通すのだろうか

 本時は、豆電球をつないだ回路にまず鉄のくぎを、次に木のつまようじを挟み、豆電球が光るかを見た後の導入場面である。


 問題を見いだすために問題から逆算して考える。まず、問題を見いだすために、豆電球が光る要因として、回路につなぐものが関係することに着目させたい。そのため、子どもたちに鉄のくぎは電気を通すが、木のつまようじは電気を通さないのではないかということを考えさせ、子どもたちから引き出したい言葉が(④)である。

 子どもたちのその言葉を引き出すために教師は(③)のように発言し、豆電球が光る場合と光らない場合がある理由を問うようにする。また、子どもたちに電気を通すものはくぎ以外にもあるのではないかということを考えさせ、子どもたちから引き出したい言葉が(⑥)である。子どもたちのその言葉を引き出すために教師は(⑤)のように発言し、電気を通すものはくぎ以外にもあるか問うようにする。

 次に、豆電球が光る要因として、回路につなぐものが関係することに着目させるために、回路にものを挟むと豆電球がつく場合とつかない場合があることに注目させたい。そのため、子どもたちに、回路にくぎを挟んだ場合は豆電球が光ったが、つまようじを挟んだ場合は光らなかったことに気づかせ、子どもたちから引き出したい言葉が(②)である。子どもたちのその言葉を引き出すために教師は(①)のように発言し、回路にくぎとつまようじのそれぞれを挟んだ場合の豆電球はどうだったかを問うようにする。

詳しくはこちらの動画もご覧ください

【全学習場面での導入事例を共有しようプロジェクト】ー 問題を見いだす授業がいかに難しいかということを再認識されてきています。3年生から6年生まで約130場面ある各授業場面での授業展開モデルご紹介し、授業づくりの参考にしていただければと思います。題して、問題を見いだす「授業展開モデル」大公開!「全学習場面での導入事例を共有しよう」プロジェクトです。ご紹介している授業展開モデルは、子どもたちに確認できていない展開が多く含まれます。やってみたけど実際にこうなったなど、お寄せいただければ、随時その情報を更新し、より使える授業展開モデル集として今後使えるようになるのではないかと考えています。また、授業展開は教材や先生の重点置き方で変わります。新しい授業展開があれば内容を確認し、執筆者の先生をご紹介した上で掲載いたします。ぜひ、みなさんの知恵を集めて今後の授業者のために蓄積していきませんか?

*わかりやすい代表的な導入23場面については「問題を見いだす理科授業」(東洋館出版社)に掲載されており、書籍と同じものはこちらに掲載できません。

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