6-1-1-01 6年「燃焼の仕組み」集気びんの中でろうそくを燃やし続けるにはどうすればよいだろうか【問題を見いだす授業展開モデル】【理科専科.com】

6年「燃焼の仕組み」集気びんの中でろうそくを燃やし続けるにはどうすればよいだろうかを導くための導入場面のつくり方についてご紹介します。
集気びんの中でろうそくを燃やし続けるにはどうすればよいだろうか

本時は、火のついたろうそくを集気びんの中に閉じ込めた後の導入場面である。
問題を見いだすために問題から逆算して考える。まず、問題を見いだすために、ろうそくの火を燃やし続ける方法に着目させたい。そのため、子どもたちに集気びんの中で火を燃やし続けるには、集気びんの上や下を開けて空気を入れかえればよいことを考えさせ、子どもたちから引き出したい言葉が(⑥⑧)である。子どもたちのその言葉を引き出すために教師は(⑤⑦)のように発言し、ろうそくの火を燃やし続ける方法、空気を入れ替える方法を問うようにする。
次に、ろうそくの火を燃やし続ける方法に着目させるために、集気びんの中でろうそくの火が消えた原因に着目させたい。そのため、子どもたちに集気びんの中に入れるとろうそくの火が消えるのは、燃えたけむりが関係しているのではないか、空気が入らないからではないかということを考えさせ、子どもたちから引き出したい言葉が(④)である。子どもたちのその言葉を引き出すために教師は(③)のように発言し、集気びんの中に入れるとろうそくの火が消えた原因を問うようにする。
そして、集気びんの中でろうそくの火が消えた原因に着目させるために、ろうそくを集気びんの中に閉じ込めると火が消えることに注目させたい。そのため、子どもたちに集気びんの中にろうそくの火を閉じ込めると、少し時間が経った後消えることに気づかせ、子どもたちから引き出したい言葉が(②)である。子どもたちのその言葉を引き出すために教師は(①)のように発言し、集気びんの中に入れたろうそくがどうなったか問うようにする。

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【全学習場面での導入事例を共有しようプロジェクト】ー 問題を見いだす授業がいかに難しいかということを再認識されてきています。3年生から6年生まで約130場面ある各授業場面での授業展開モデルご紹介し、授業づくりの参考にしていただければと思います。題して、問題を見いだす「授業展開モデル」大公開!「全学習場面での導入事例を共有しよう」プロジェクトです。ご紹介している授業展開モデルは、子どもたちに確認できていない展開が多く含まれます。やってみたけど実際にこうなったなど、お寄せいただければ、随時その情報を更新し、より使える授業展開モデル集として今後使えるようになるのではないかと考えています。また、授業展開は教材や先生の重点置き方で変わります。新しい授業展開があれば内容を確認し、執筆者の先生をご紹介した上で掲載いたします。ぜひ、みなさんの知恵を集めて今後の授業者のために蓄積していきませんか?
*わかりやすい代表的な導入23場面については「問題を見いだす理科授業」(東洋館出版社)に掲載されており、書籍と同じものはこちらに掲載できません。
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