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3-3-3-01 3年「身の回りの生物」チョウの成虫のからだは、どのようなつくりをしているのだろうか【問題を見いだす授業展開モデル】 【理科専科.com】

 3年「身の回りの生物」チョウの成虫のからだは、どのようなつくりをしているのだろうかを導くための導入場面のつくり方についてご紹介します。

チョウの成虫のからだは、どのようなつくりをしているのだろうか

 日常の中で子どもたちはチョウを目にしているため、写真等の参考を提示せず自分の記憶の中のチョウを描かせる。羽や触覚、足を描くことが予想される。この絵の段階ではチョウのからだには何があるか、それぞれの位置や数に意識は向けず、おおよその形を捉えていればよい。

 問題を見いだすために問題から逆算して考える。まず、問題を見いだすために、チョウの成虫のからだ(胴体)の形、足の位置や数に着目させたい。そのため、子どもたちに足や羽の位置、足の数などを考えさせ、子どもたちから引き出したい言葉が(⑤⑦)である。子どもたちのその言葉を引き出すために教師は(④⑥)のように発言し、足や羽をどこにいくつ描いたか問うようにする。

 次に、チョウの成虫のからだの形、足の位置や数に着目させるために、チョウの成虫の体には何があるかに注目させたい。そのため、子どもたちにチョウの体には羽や足、胴体や触覚があることに気づかせ、子どもたちから引き出したい言葉が(③)である。子どもたちのその言葉を引き出すために教師は(②)のように発言し、チョウの絵に何を描いたか問うようにする。

詳しくはこちらの動画もご覧ください

【全学習場面での導入事例を共有しようプロジェクト】ー 問題を見いだす授業がいかに難しいかということを再認識されてきています。3年生から6年生まで約130場面ある各授業場面での授業展開モデルご紹介し、授業づくりの参考にしていただければと思います。題して、問題を見いだす「授業展開モデル」大公開!「全学習場面での導入事例を共有しよう」プロジェクトです。ご紹介している授業展開モデルは、子どもたちに確認できていない展開が多く含まれます。やってみたけど実際にこうなったなど、お寄せいただければ、随時その情報を更新し、より使える授業展開モデル集として今後使えるようになるのではないかと考えています。また、授業展開は教材や先生の重点置き方で変わります。新しい授業展開があれば内容を確認し、執筆者の先生をご紹介した上で掲載いたします。ぜひ、みなさんの知恵を集めて今後の授業者のために蓄積していきませんか?

*わかりやすい代表的な導入23場面については「問題を見いだす理科授業」(東洋館出版社)に掲載されており、書籍と同じものはこちらに掲載できません。

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