究極に「軽いてこと」究極に「重いてこ」をつくろう【理科専科.com】

教科書では、棒の中心に支点を固定して作用点だけを動かしたり、力点だけを動かしたりして手ごたえを比較する実験を行います。実験結果からわかることは、以下のことです。
① 作用点は支点に近づけると手ごたえが軽くなる。
② 力点は支点から遠ざかると手ごたえが軽くなる。
では、①と②を使って「究極に軽いてこと究極に重いてこをつくってみよう」と投げかけます。なぜならば、この活動を入れることで、てこのはたらきをより深く理解できると考えたからです。さっそく、グループで話し合ってホワイトボードに究極に軽いてこの予想図を書きます。



実際にグループで考えた方法でおもりを持ち上げる実験をします。


すると、指1本で軽く持ち上がります。では、次は究極に重くなるてこです。これが意外にも盛り上がりました。なぜなら、持ち上がらないのです。


実際にやってみることで、効率的なてこの使い方を理解することができます。発展としてペットボトルをつけた棒を肩にかついだ時の重さを感じる実験をします。


*棒が肩と接している点が「支点」で、左の写真は支点と作用点の距離が短く、右は長い。
作用点が支点に近い方が肩にかかる重さが軽くなることを体感できます。身近な物を使って、てこのはたらきを調べることができるのです。
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