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5年「魚のたんじょう」たまごの中の変化をスケッチする【理科専科.com】

1.つかむ活動の工夫                                                                                   

  メダカの卵をグループに1個ずつ配り解剖顕微鏡で観察します。卵が中央で安定するように時計皿を使います(写真)。タブレットで写真を撮りノートにスケッチし気付いたことを書きます。すると,他のグループの卵の写真を見た子どもが驚きの声を上げます。「あれー。自分たちのグループの卵と違う。」

T:どうしてグループによって形が違うのかな?

C:違う卵だから。

T:でも,同じメダカの卵だよ。

C:あっ,そうか。生まれた日が違う卵なんだ。

T:生まれた日が違うと形が変わるの?

C:だんだん成長するからメダカに近づいていくと思う。            

T:じゃあ成長の順番に並べかえられる?

C:できるよ。

 実は、子どもたちには,何も言わずに意図的に生まれた日の違う卵をグループに配り,観察させたのです。これによって,成長の順番を考えるきっかけを作ることができるのです。  

2.見通す活動,調べる活動の工夫

(1)問題の見い出し

    子どもたちは,次のような学習問題を見いだします。 

学習問題: たまごの中のメダカは、どのように成長するのだろうか

                                                                                                                                                 

タブレットで撮影した卵の写真をロイロノートで共有し、成長の順に並べ替えていきます。 

(2)観察スケッチを大切にする

 ロイロノートを活用して写真を並び替えて学習は終了ではなく、手書きのスケッチも大切です。なぜならば、どこに注目して描いたのか、どんなところに気付いたのかがわかるからです。必ずスケッチをして気付いたことを書かせる時間を十分確保します。

 他のグループの卵も解剖顕微鏡で見て回ります。すると、「心臓がバクバク動いている。」「血液が流れている。」「卵の中でくるくる回っている。」等という声があちこちで出ます。そのような感動は、写真や動画を見るだけではなく実物を実際に見ることで味わうことができます。

 各グループから1名ずつホワイトボードに卵の中の様子を描いてもらい黒板に掲示します。そして、気付いたことを出し合い、板書にまとめます(下の写真)。

 観察中に1つのグループの卵からメダカの子どもが,殻をやぶって出てきました。「わあー。生まれた。」子ども達の歓声が上がりました。こんな偶然がおきることも観察の醍醐味です。

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