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3-3-2-01 3年「身の回りの生物」チョウは、たまごからどのように育っていくのだろうか【問題を見いだす授業展開モデル】【理科専科.com】

 3年「身の回りの生物」チョウは、たまごからどのように育っていくのだろうかを導くための導入場面のつくり方についてご紹介します。

チョウは、たまごからどのように育っていくのだろうか

 子どもたちは本時までにチョウの成長をさなぎの段階まで見たことがある。本時は改めてチョウのたまごを見つけて観察した後の導入場面である。


 問題を見いだすために問題から逆算して考える。まず、問題を見いだすために、チョウの成長の順番に着目させたい。そのため、子どもたちにあおむ虫とさなぎの順番を考えさせ、子どもたちから引き出したい言葉が(⑥)である。子どもたちのその言葉を引き出すために教師は(⑤)のように発言し、本当にあお虫とさなぎの順番が予想と合っているか問うようにする。


 次に、チョウの成長の順番に着目させるために、チョウの成長過程の姿に注目させたい。そのため、子どもたちと今までの経験から、チョウにはあお虫とさなぎの姿があったことを確認し、それが成長過程の姿であることに気づかせ、子どもたちから引き出したい言葉が(②④)である。子どもたちのその言葉を引き出すために教師は(①③)のように発言し、たまごから直接チョウの成虫がうまれるか、他の段階を経てチョウの成虫に成長するか問い、あお虫とさなぎの違いも問うようにする。

詳しくはこちらの動画もご覧ください

【全学習場面での導入事例を共有しようプロジェクト】ー 問題を見いだす授業がいかに難しいかということを再認識されてきています。3年生から6年生まで約130場面ある各授業場面での授業展開モデルご紹介し、授業づくりの参考にしていただければと思います。題して、問題を見いだす「授業展開モデル」大公開!「全学習場面での導入事例を共有しよう」プロジェクトです。ご紹介している授業展開モデルは、子どもたちに確認できていない展開が多く含まれます。やってみたけど実際にこうなったなど、お寄せいただければ、随時その情報を更新し、より使える授業展開モデル集として今後使えるようになるのではないかと考えています。また、授業展開は教材や先生の重点置き方で変わります。新しい授業展開があれば内容を確認し、執筆者の先生をご紹介した上で掲載いたします。ぜひ、みなさんの知恵を集めて今後の授業者のために蓄積していきませんか?

*わかりやすい代表的な導入23場面については「問題を見いだす理科授業」(東洋館出版社)に掲載されており、書籍と同じものはこちらに掲載できません。

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